祝100回記念総集編 ~スペシャルゲストも登場~

第100回放送

Tad 原田さん、この番組、とうとう最初の放送から今回で100回目なんですよ!
原田 おひとりの方に2回連続で出演していただいていますから、50人のゲストの方に来ていただいたということですね。
Tad 本当にいろんな業種の経営者の方にお越しいただきました。この番組を通じて、いろんなことを学ばせていただいております。
原田 今回は、みなさんのお話を振り返りながら、いつもと違うスタイルでお届けしたいと思います。2019年12月にスタートしましたが、あっという間でしたね。50人の方にお話をお聞きしたかと思うと、すごく中身が濃いです。
Tad スタートした時はマスクをしていませんでしたね。
原田 そうですよね。まずどんな思いで番組を始めたのか、振り返っていただけますか?
Tad 私は仕事柄、石川県の多くの経営者の方にお目にかかる機会があります。お食事をしながらお話するのも楽しいのですが、もう少し会社の深い話や創業のエピソードを聞いてみたいと思っていました。そこで、もともとわたしはラジオが好きだったということもあり、企画書を書かせていただいたところ、ラジオ局の方に「やりましょう」と言っていただけて、番組が始まりました。
原田 なるほど。ラフな席では改まって聞きづらいこともあるのでしょうか?
Tad お互い気恥ずかしさがあって、改めて自己紹介のような話をすることに躊躇されることもあったのかもしれないと思います。スタジオに来ていただくと、みなさん真剣な眼差しでお話ししてくださって、長くお付き合いしている方でも初めて聞くお話があり毎回新鮮です。50名の方から計100回、勉強させていただいたんだな、と思っています。
ここで第一回はどんな気持ちだったのか、冒頭のあいさつを振り返ってみたいと思います。
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「みなさんは企業の社長や経営者というとどんなイメージをお持ちでしょうか?お金持ちで、ひげを生やして、いい靴を履いて、いいスーツを着て、いい腕時計をして、秘書がいて、社長室にはウィスキーやブランデーがあって、葉巻の煙が似合う、そんなイメージをお持ちの方も少なくないと思います。
でも実際にはそんな人はごく僅かなんです。現在、石川県には15000社を超える企業が本社を構えているそうです。つまり石川県には15000人の社長さんがいるということになりますが、本当にいろんな社長さん、経営者さんがいます。この番組では石川県に本社を構える企業のうち創業100年を超える老舗や、ほかの会社にはない圧倒的な強みをもった企業、あるいは新進気鋭のベンチャー企業、魅力あふれる会社の社長さんや経営者さんをお招きして根掘り葉掘り聞いてみよう、という番組です」
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と、こんな始まりかたをしています。
原田 そうでした。すごく緊張しながら、そんなお話をされていたことを思い出しました。
Tad 私も懐かしいです。
原田 今回は100回記念のスペシャルバージョンということで、これまでお迎えしたゲストとのお話も振り返りたいと思います。
Tad みなさん印象的でしたし、みなさんのお話は僕の頭の中にはしっかりとあるんですが、すべてのお話を振り返るのも難しいので一部になります。第1回は『株式会社福光屋』の福光太一郎さんでした。『株式会社福光屋』というと「お酒の会社」だと思いますよね。でも、福光さんは「我々は米発酵会社です」とおっしゃられました。そういう事業領域のフレームの作り方というのを、すでに放送1回目から壊されたような気がしました。それから『株式会社ビーイングホールディングス』の喜多社長の「運ばない物流」という言葉も印象的でした。物流なのに運ばないって、どういうこと? と思いました。いつかまた対談させていただきたいと思っています。「新出製パン所」の新出社長の「パンで遊園地を作るぞ」というお話もおもしろかったです。
原田 実はパンが苦手なんだということでしたね。
Tad ごはん派だとおっしゃられましたよね。
原田 びっくりしました。
Tad ですがおいしいパンを心を込めて作りたいとおっしゃっていました。ほかにもいろいろありますが、『株式会社ダンボールワン』の辻さんの起業までの歴史や、『株式会社丸八製茶場』の丸谷さんによる加賀棒茶の歴史も興味深かったです。『株式会社ウフフ』の「ウフフドーナチュ」も軽井沢のほうに新しくお店ができて、拡大中です。最中の皮の『加賀種食品工業株式会社』の日根野専務にもお越しいただきました。
原田 最中の皮の可能性を感じるお話でしたね。
Tad いろんなものに使えるんですよね。金沢市の山野市長にもお越しいただきました。大きな意味における「経営者」としてお話をうかがいました。
原田 そうでしたね。いろいろな素顔も知ることができました。
Tad 『キスモ株式会社』の林泰三さんの回も忘れられません。お父様が運営されている高齢者介護施設選びの事業のお話です。もともとは車をご提案する事業をされていますが、林社長ご自身、最初は「どうして父親があんな仕事をしているのかわからない」というようなお話でしたが、番組放送中に、「そういうことだったのか」と気づかれたということがありました。本来なさっている車のご提案では、お客さまのライフスタイルに合わせて、ご家族が何人いて、レジャーが好きなのか、ドライブが好きなのかといったことをふまえているわけです。高齢者向けのサービスや住宅というのは、その方のライフスタイルに合わせて、お子さんがどれくらいの頻度でいらっしゃるのか、お孫さんが来たら遊びたいだろうな、といったいろんなニーズをうまく咀嚼して、その方に合ったものをというふうに提案される。この共通項を、ご自身が番組中に気づかれていました。
原田 そういう意味では、出演していただいた方にとっても何らかの気づきがおありだったかもしれませんね。
Tad そうだといいですね。いろんな職種の方がいらっしゃいますが、どの方もイノベーションの連続だったというふうに思います。
原田 はい。それではここで、これまで番組に出演していただいた方々からメッセージが届いておりますので、お聞きいただきたいと思います。
左から『コマニー株式会社』代表取締役社長執行役員の塚本健太さん、『フラップグループ』取締役の高穂栞さん、『株式会社小林製作所』専務取締役の小林靖弘さん。
塚本 「『コマニー株式会社』の塚本健太です。出演させていただいた時にはサックスまで吹かせていただきまして、ありがとうございました。これからも200回、300回と、番組が継続されることを楽しみにしております。また出演できればいいなと思いつつ、頑張っておりますのでよろしくお願いします。ありがとうございました」
「『フラップグループ』の高穂栞です。放送の後、予想外の方々から声をかけていただいて、自分でも出演させていただいてよかったなと思っています。こういった番組はとても貴重だと思うので、ぜひ200回、300回と重ねていっていただけたらなと思います」
小林 「『株式会社小林製作所』の小林です。Tadさんがラジオパーソナリティを始められるって聞いたときはびっくりしまして、収録現場で実際にラジオパーソナリティをされているTadさんを見て、すごくかっこいいなと感動したことを未だに覚えています。ぜひ、長寿番組として、一緒に石川県を盛り上げていけたらなと思っています」
Tad いつの間にこんな音声を…ありがとうございます。周りからの反響が意外なところからあったと言っていただけるなんて番組冥利に尽きますね。こちらこそありがとうございますという気持ちです。
原田 塚本さんのサックスの生演奏、懐かしいですね。
Tad サックスを持ってきてくださいと言ったら、ちゃんと持ってきてくださいましたね。
原田 それぞれの方の放送後に、出演いただいた方との関係は変わりましたか?
Tad 放送後にゲストの方の会社や事業内容、歴史についてインプットされた状態でお会いすると、前提知識がまったく違う状態でお付き合いさせていただく形になります。これまではお友達としてお付き合いしているという感じで、仕事の話にならない時が多かったんです。でも、この番組をきっかけに「このニュースって御社に関係があるんじゃないですか?」とお話してみたり、あるいはこの番組で初めてお会いした方とコラボレーションをしようという話になったり、いろんなことがありました。
原田 ゲストの方同士でも、そういう話があったかもしれないですね。
Tad ゲストで出てくださった方が番組をずっと聞いてくださっていたり、社員の方も聞いてくださっていたりするそうです。文脈を共有されているような状態で、実は僕の知らないところでゲストの方同士がコミュニケーションされていると聞いたことがあります。
原田 わたし自身も、それまで会社の名前くらいしか知らなかった、もしくは失礼ながら名前さえ知らなかった会社も、ここでお話を聞いたことですごくアンテナに引っかかるようになったような気がします。「あれはここの会社がやっているんだよね」ですとか、実は私たちの生活にすごく近いところにあるんだいうことを、この番組を通して学べたというのはありますね。
さて、それでは、まだまだメッセージをいただいておりますのでご紹介したいと思います。
左から『株式会社コネル金沢』代表取締役の宮田 大さん、『石川樹脂工業株式会社』専務取締役の 石川勤さん、『日本料理 銭屋』主人の髙木慎一朗さん、『株式会社山岸製作所』代表取締役社長の山岸晋作さん。
宮田 「『株式会社コネル金沢』の宮田です。先日僕も出させていただきましたが、お二人の非常にセクシーな声が今もまだ耳に残っています。またもし機会あればぜひ呼んでください。次は1000回記念の時に、またこういう形で出ることができればと思っていますので、末永く続きますように祈っています」
石川 「『石川樹脂工業株式会社』の石川です。放送100回とのことで、いろんなゲストの話を僕も聞いていますが、本当に毎回おもしろい話ばかりで、うまくいろんな人の話を引き出していらっしゃるなという印象です。こんな貴重な番組が長く続くことを心から祈っております。また機会がありましたら呼んでいただけると幸いです」
髙木 「『銭屋』の髙木です。先日は呼んでいただいてありがとうございました。一生懸命しゃべったつもりだったんですが、『銭屋』のこと、わたしのことばっかりになっちゃって、Tadさんが聞きたがっていた『オープンソース』のこと、新しいフードテックのことなど、もっともっといっぱいお話したかったなと思います。ぜひまた呼んでいただければうれしいです」
山岸 「『株式会社山岸製作所』の山岸です。この番組は、Tadさんの旺盛な向上心と豊かな人脈ネットワークがなしえる、本当に素晴らしい偉業だと思います。頑張っていただきたいと思います。ずっと応援しています。おめでとうございます」
Tad ありがとうございます。みなさんに感謝です。また呼んでくださいとおっしゃっていただいたので、この番組の同窓会のような形でまた何かできたらおもしろいのかなと思います。
原田 みなさん、常にチャレンジをなさっている方々ですから、出演された後も次に次にと、きっと進んでいらっしゃると思うんですよね。だからこそ、あの時のあの話を聞いてみたいなっていうこともありますよね。
Tad そうでしょうね。異業種のイノベーションから学べるものってすごく大きいような気がするので、自分の仕事とはまったく関係なかったり、業種も全然違う領域なんだけれども、あっ、そういうひらめきがあったんだというところから自分のビジネスに活かす、そんなふうにつながっているんじゃないかなと思います。経営者の視聴者率が高そうな番組ですからね。
原田 そういえば最初に番組をスタートさせようと思っていた時から考えていたイノベーションっていうものと、番組が100回に近づくにあたって感じているイノベーションに、変化はありますか?
Tad イノベーションに、まず辞書的な定義があると思うんですよね。例えばシュンペーター(註:ハンガリー出身の経済学者。1912年、自身の著書でイノベーションの概念を提唱した)が分類をした「イノベーション」がありますが、どうやらそういうことじゃないのかもしれないと思っています。結局分類できるのかもしれないですが、イノベーションとは何かということを机で勉強するだけではわからない、生のリアルな会社の歴史や経験が積み重なってできているものだなと思います。
この番組に出るようになってから、すべての会社が必ずイノベーションの歴史を歩んでいるというふうにも思えるようになりました。例えば『株式会社浅田屋』は、郵便事業を始めるからもともとの飛脚業を辞めてくださいというお達しがあって、そこから旅館業に転じられたというお話でした。そういった、何か外圧がある、あるいは環境が変わる、法律が変わる、そういった環境の変化、世の中の変化に応じて、会社として、もちろん無理やり変わることを強いられるところもありますが、少しずつ世の中の変化を感じ取って、嗅ぎとっていって、自分たちが変わっていこうとしていく会社もあります。
新しいアイデアって、すでにあるアイデアとすでにある別のアイデアの新しい掛け合わせ方のようなものかなというふうに思えるようになったんです。そうすると、今までもイノベーションの歴史であった数々の企業は、またこれから先もイノベーションに必要な片方をすでにお持ちだということになりますよね。また、新しい時代の流れや変化、新しい出会い、人や技術やサービス、製品とも新たなイノベーションが生まれていくんだろうなと実感させていただきました。
原田 なるほど。さて、番組に出演していただいた方からのメッセージは、ほかにもたくさんいただいておりまして、この後も番組の中でご紹介させていただきます。
左から『株式会社丸八製茶場』代表取締役の丸谷誠慶さん、『株式会社山岸建築設計事務所』代表取締役社長の山岸敬広さん、『サイバーステーション株式会社』代表取締役社長の福永泰男さん、『中村留精密工業株式会社』専務取締役の中村匠吾さん。
丸谷 「『株式会社丸八製茶場』の丸谷です。出演させていただきましてありがとうございました。思いも寄らぬたくさんの人からラジオを聞いたよと感想をいただきまして、本当に光栄だったなと思っています。スタジオは初めてだったんですが、ものすごく緊張したのを今でも覚えています。また機会がありましたら、何かご一緒できたらと思っているのでよろしくお願いします」
山岸 「『株式会社山岸建築設計事務所』の山岸でございます。わたし自身、ラジオの番組に出たのは初めてでしたが、建築の話、そして会社の歴史についてリスナーの方に分かりやすくお話できたかなというふうに思っております。地元の100人の経営者、そして会社をつないでいただいてるTadさんの思いに共感するとともに、今後この番組がさらに続いて、いろんな方がこのラジオによって、よりつながっていくことをお祈り申し上げます」
福永 「『サイバーステーション株式会社』の福永です。Mitaniさんから思いもよらない質問をいただいたり、うまく誘導をしていただいて、私が人いちばい営業好きだということで、丸裸にされたような思い出がございます。これからのゲストのみなさんもぜひ丸裸にしていただきまして、継続していただければなというふうに思います」
中村 「『中村留精密工業株式会社』の中村です。原田さんとTadさんの本当に素敵なコンビネーションと、周りの方々のサポートがあってこそ、聞きごたえのある番組が長く続いているというふうに思います。出演した後も、この番組内で紹介したお団子について、たくさん話を聞かれることが多かったですね。親戚の方々から、『こんな仕事してたんや』と言われることも増えました。非常に出演してよかったな、というふうに思っております」
Tad ありがとうございます。ラジオがいろんな人たちをつないでくれたら本当にありがたいなと思います。丸谷さんは緊張していた記憶が全然ないんですけどね(笑)
原田 ではここで、番組100回記念ということで、スペシャルゲストがいらっしゃるそうです。どなたでしょうか?
Dad こんにちは。Dad Mitaniです。押しかけて来ちゃいました(笑)
写真右側がサプライズゲストのDad Mitaniさん。
原田 Dad Mitaniさん!? え!?お父さまですよね?
Tad そこはノーコメントで(笑)
原田 番組をよく聞いてくださっているんですか?
Dad よく聞いているんですよ。
Tad ありがとうございます。
Dad ラジオサービスの「radiko」っていいものがありまして、番組を聞き逃してもちゃんと聞けるんです。
原田 後からタイムフリー視聴ができますからね。Dadさん、すっごくオシャレな出で立ちで、特にサスペンダーが素敵ですね。
Dad はい。今日は飛行機のサスペンダーにしました。
原田 いろいろなサスペンダーをお持ちなんですか?
Dad 家はサスペンダーだらけなんです。
原田 そうなんですか!柄物ってあんまり拝見したことがなくて。
Dad 探すんです。
原田 探していらっしゃる…お帽子も素敵。
Dad これはパナマ帽。
原田 パナマ帽!?
Dad 家は帽子だらけなんです。
原田 帽子とサスペンダーのコーナーがあるんですか?
Dad コーナーがございます(笑)
原田 Dadさんはヘビーリスナーとお聞きしております。
Tad この番組、いかがですか?
Dad 出演されたいろんな方々が会社のこれからの話をされますが、実はわたしは出演された方のお父さまを知っていたり、それから、ご本人が小さい頃から知っていたりということもけっこうありました。「ここまで育ったんだね」と感慨深いところもあります。そういう意味でも、聞いていて大変楽しいですね。
Tad ほかの人とはちょっと違う楽しみ方ですね(笑)
原田 そうですね、Dadならではの楽しみ方ですね。
Tad 特に印象的だった回はありますか?
Dad やっぱり(福光)太一郎くんの回はおもしろかったと思いますし、それから『株式会社ダンボールワン』もすごかったなと思います。そうそう、『株式会社ユニークポジション』の本造さんの話。彼女も22歳の時から知っているので「すごい!」と思って聞いていました。
原田 なるほど、Dadさんご自身も経営者でいらっしゃるのだと思うんですけども、そのお立場からご覧になられて、若い年代の人たちの頑張りや革新を考えるその想いに対して、どんなふうにお感じになられますか?
Dad 先ほどTad Mitaniさんが言っておられましたけれども「自分たちのビジネスの捉え方を大きく」というのは、本当にやらなきゃいけないことだと思っています。わたし自身もそんなふうに思いながらいろんな仕事をしてきたつもりです。
Tad 「〇〇屋さん」のような括りがあると、自分たちが縛られてしまいますよね。そこを突破されているゲストの方々がすごく多かったなと思います。
Dad その話がおもしろいんですよ。
原田 ある意味、予想を覆すような。
Dad それと、創業された方。これもまたおもしろいですね!創業っていうのは動機は一種類じゃない。いろんな形があるんだなと思いました。ただし、成功しているというのは、それなりの理由があるんだろうと思います。失敗してる方もたくさんいらっしゃるはずなんです。でも、その中で勝ち残っていかれているというのは、どこかに自分たちが頭をひねった工夫があるような気がします。聞いていると、「あ、そうだ、こういうところなんだ」ですとか、「あ、こういう気づきが人様と違う。同じような業種でもやっぱり違う」ということがあります。それから人と同じことを真似しているだけでは上手くいかないんじゃないかな。自分のものをしっかりと持っている人を「すごいな」と思いながら聞いています。
Tad なんだか経営者っぽい角度のコメントですね(笑)。たしかに創業者のエピソードって何種類かありましたが、『株式会社ダンボールワン』の辻さんは、就職した会社が売りに出ていて…というようなお話もありましたね。
原田 そして社長になりたいと思ってなられた方もいらっしゃいましたね。
Tad 『株式会社Dynave』(現・Scheeme株式会社)の杉守さんですね。生まれたときから一番になる、自分はスポーツでは一番になれないけれど、頭を使って一番になるぞ、というお話でしたね。
Dad 『加賀種食品工業株式会社』みたいに、日本の中で圧倒的にシェアナンバーワンだなんて、ああ、こんな会社が金沢にあるんだ、と思いました。やっぱりこれもちょっと驚きと言いますか、名前はよく知っているけど中身は何をやっているかわからないという会社がとても多い気がしました。それがこういうところでお話をしていただくことで「むむ、そうなんだ」と思えると、「学びがあったかな、勉強できたかな」と思います。
Tad 番組で「石川県民はもっとこの会社を知るべきです」って何回か言った覚えがあります。
原田 そうですね。そうするとやっぱり、それが例えばホームページみたいなものではなくて、その方自身の言葉で語られるというところが、この番組の一番いいところなのでしょうか。
Dad そうですね。やっぱり経営者のマインドがそこで出てくるっていうのが、おもしろさなんじゃないかなと思います。
Tad 『株式会社箔一』の例で言えば、金箔の商品は、金沢市民、石川県民でもおみやげ屋さんでよく見かけて知っていますが、それ以外にも建材や食品などのビジネスもされていて、興味深かったですね。
Dad 会長は京都の方ですからね。金沢にお嫁にいらっしゃって、ご主人のお仕事がもっと発展できるようにとご自分で始められましたから。そういう思いというのは大切なんだなと思いますね。

トークを終えてAfter talk

原田 本当にたくさんのメッセージをいただきましたね。それから今回はスペシャルゲストに、Dad Mitaniさんにもお越しいただきました。
Tad ヘビーリスナーのDad Mitaniさん、来てくださいましたね(笑)。長寿番組という言葉を何回聞いたか分からないくらいに今日はたくさん言われましたし、200回、300回、1000回と続けてください、と本当にたくさんの方に、ゲストの方々に応援していただけて、本当に幸せ者です。ありがとうございます。僕、ラジオがすごく好きです。
原田 始めたきっかけは、ラジオ好きだからなんですか?
Tad ラジオはもともと好きなんです。聞いている方にはこのスタジオの風景ってあんまり伝わらないとは思うんですが、100回前にスタジオに初めて入った時、独特な緊張感がありました。今回はゲストの方からいったいどんなお話を聞けばいいんだろうとすごくドキドキしながら、でもワクワクしながら、毎回スタジオに入らせていただきます。ぜひ200回、300回、1000回と頑張っていきたいと思います。みなさま、これからもどうぞよろしくお願いいたします。

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